ケヴィン・コスナーが連続殺人鬼を演じる映画を見て、その感想を入院中の嫁に電話で話すと
「そうそう。いいでしょ?ケヴィン・コスナー。あたしはもうずいぶん前からいいと思ってたんだけど・・・」
と嫁は言うのだった。
実を言うと、ケヴィン・コスナー好きです。
何というか、彼の芝居の間というか、その質が。
相手の台詞を聞いてる時の顔(彼はホントに相手の台詞をちゃんと聞いている)
その立ち姿、自分が言う台詞の前のちょっとした間、
ジムワークとは無縁のほどよく出ている腹。
そしてなにより常に途方に暮れているようなあの佇まい。
同じく彼女からの電話で
「さっきテレビを見てたらやってた映画なんだけど、エド・ハリスとあの人・・・ほら、なんだっけ、顔が長くて、額がちょっと上がってて、ほら、あんたの好きな・・・」
「ニコラス・ケイジ?」
「そうそう、ニコラス・ケイジ」
「・・・・・」
「その映画の題名わかる?」
実を言うと、ニコラス・ケイジも好きです。
なんというか、いつもくしゃみをする寸前のようなあの顔。
彼の出ている映画を見て「ああ!ニコラス!ケイジ!いいなあ!」
と思った事は1度もないのですが、
むしょうにニコラス・ケイジの顔が見たくなり、片っ端からDVDを借りてきたりする事もあります。
そして今日。
「紳介プロデュースとかいう番組で、清原(肌が黒くて、歯が真っ白!)が出てて、生放送だから清原も『なんかどうしたらいいんだろ?』って戸惑ってる感じがとても良かったんだけど、それよりほら、あの姉妹、なんだっけ?あんたの好きな・・・」
「叶姉妹?」
「そうそう叶姉妹!もう、叶姉妹の立ち居振る舞いは、本物だって思ったね。美香さん、もう47だって」
実を言うと叶姉妹も好きです。