いつからだろう?
人混みの中を上手く歩けなくなった。
例えば通勤ラッシュ時の新宿西口地下広場。
目的地へと向って己の足を進めるのだが、
正面、右、左と迫り来る人の歩みとなんとか折り合いを付けようとしているうちに
知らず知らず目的地へのコースからそれてしまう。
「肩がぶつかって頭に来た」と人を刺す者もいるのだ。
とはいうものの、新宿西口広場の人の流れを見ていると、
あれはあれで皆折り合いを付けながら歩いていて、
人と人がぶつかる光景には滅多に出会う事はない。
それだけに他人との接点が接触という形で生じた時に、
各々の欲望が吹き出すのだろうか?
今朝も新宿西口広場を歩きながら、やっぱり目的のコースから右へ右へとそれてしまう。
まあ、いいじゃないか。
他人と生きるという事は、人混みの中を上手く歩けなくなるという事なのだから、と思った。
それはそうと、新宿で思い出したのだけど、
先日、西口ヨドバシカメラの前でバレーボール女子のロシア代表選手を目撃しました。
なんでロシア代表と分かったかと言うと、青いTシャツの背中に白い文字で『russia』と書いてあったから。
思わず笑ってしまうぐらい、でかかったよ!
『アバター』かと思ったよ。
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