先日は『アイム・オール・ライト』撮影でした。
1日目はアングル決めとリハーサル、2日目に撮影となりました。
撮影場所は都内某所の福田さん宅。
福田さん宅を主人公「青木哲也」の自宅としてお借りしました。
福田さんは私の母方の叔母です。
加枝子おばちゃんです。
ちなみにうちの母は「佐枝子」その姉は「美枝子」と、三姉妹なぜか「枝」で繋がっています。
加枝子おばちゃんの旦那さんは一郎おじさん。写真家です。
その息子さん(私の従兄弟)福田創一郎君も写真家です。
うちの親父も写真家なので何気に『映像(柳生)一族』です。
で、2日目の撮影日のこと。
私は集合場所の駅前に1時間ほど早く着きました。
昼をまだ食べていなかったので近くのファミレスに車を止めランチを取ることにしました。
イタリアンハンバーグ&タンドリーチキンのランチセットをナイフとフォークを使ってゆっくり優雅に食べ終え、ファミレスを出て俳優の高川さんと助手の宗田君と待ち合わせ、車に乗り込みました。
キーを差し込みイグニッションを回します。
「?」
もう一度イグニッションキーを回しました。
私「ん?」
高川さん「ん?」
宗田君「ん?」
私「んー!」
・・・・・。
私「さっべー!バッテリー上がってる!」
車内はとにかく暑いので車から降りてもらい、3分ぐらい右往左往しました。
私「ガソリンスタンドだな」
宗田君「ガソリンスタンド。(スマホですぐに調べ)そーとー遠いです」
私「誰か客が出てくるのを待ってバッテリー分けてもらうか」
宗田君「バッテリー。・・・ケーブルあります?」
私「(座席の下を探し)ケーブル、ケーブル・・・ない!ケーブルナーイ!」
スタンド遠い、ケーブルない、撮影時間せまってる、高川さん俺をジッと見てる・・・。
ポクポクポク(トンチをめぐらせている音)・・・チーン!
私「まずは撮影場所に行きましょう!」←たいしたトンチじゃない。
3人で歩いて10分ほどの福田さん宅へ向いました。
福田さん宅に着いて亊の次第を話すと一郎おじさんが一言
「そりゃJAF」 だな。
一郎さん「どこのジョナサン?うん、あそこね。じゃ、俺がやっとくから、撮影進めときなよ」
すんませーん、すんませーん!ほんとにスミマセーン、と一郎おじさんに車の鍵を預け、撮影段取りに入りました。
すると10分もしないうちに一郎おじさんから電話がかかってきました。
一郎さん「エンジンかかったよ」
私「え?」
一郎さん「試しにかけてみたらかかったよ」
私「マジっすか?え、なんでだろ?」
一郎さん「うん。やっぱり俺の神の手だな」
私「・・・・・」
撮影場所を快く提供してくれた上に私がしでかしたトラブルまで解決してくれた一郎おじさん&加枝子おばちゃん、本当に有り難うございました!
おかげ様で撮影は無事終了しました。
今後、万が一車のバッテリーが上がってしまった時には、JAFを呼ぶ前に、まずは一郎おじさんを呼ぼうと思います!
2日目の撮影リポートはまた次回。