マリリン「ホントにまた?」
私「ホントにまた」
マリリン「それじゃ・・・(手を振る)」
(ドアの音)バタム!(廊下を歩く音)トコトコ。
マリリン「あの人って、いったいどこまでムッツリなのかしら!家まで送ってくれたのに、さっさと帰っちゃって。別れのキスもなかったわ!」
な〜んて感じですかね?
今年最後のマリリンはとても思い詰めた表情をしています。
左手の「バイバイ」をしたアクションの名残に、彼女の生来の寂しさを感じます。
とはいえ、こんな場合、部屋を出た私は振り返ることもなくエレベーターへ向うでしょうね。
エレベーターに乗り込んで、①と表示された階数ボタンを何故か激しく連打します。
エレベーターを降り、マンションのエントランスから街へ出ると、足早に歩き始めます。
50mほど歩いた頃でしょうか。そこで、やっとマリリンが住むマンションの窓を見上げます。
もう何度も見上げたことのある窓なので、すぐに彼女の部屋の窓を見つけることが出来ます。
で、その窓を見上げると、さっさとバスローブに着替えたマリリン(3月)が開け放した窓から身を乗り出すようにしてこっちを見てるではありませんか!
私は思わず手を挙げます。
私「・・・マ・・・。マリリ〜ン!」
マリリン「来年も、あたしのカレンダー買ってね!お願いよ♡」
そんなわけで皆様、来年もひとつ宜しくお願い致します!