THE BLACK SCREEN BRIGADE

絵コンテその３

 

加藤泰監督「昭和女博徒」の絵コンテです。

キスシーンですね。

１駒目は女の人が下、男の人が上の横顔の構図です。

２駒目は男の人の背中ごし。肩に女の人の両手がかかっています。

男の人の背中には入れ墨が入っているようです。

ト書きに、

 

｢（唇を）吸ったまま巽（男の名前）の襟を掴んだ藤子の手の力で着物ズリ下がる。＜実際やって見てトテモそんな風になりまへんとなった時は、困った＞」

 

と書いてあります（笑）。

 

加藤泰画伯の絵コンテはどの駒も大胆かつリズミカル。

撮影する前から画と編集がバッチリ見えてるようです。

 

そんな加藤泰監督の数ある作品中、私のお勧めは

｢沓掛時次郎　遊侠一匹」と「明治侠客伝　三代目襲名」です。

まだご覧になってない方は是非！

あばた面

ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』を観て「アバター鬱」になった人達はもう治ったんでしょうかね？

 

なぜだか『アバター』再見。

主人公のサム・ワーシントンの分身（アバター）が生きるパンドラでの世界と、両足が不自由な彼自身が生きる現実の世界、そして無自覚なまま軍人側と研究者側の２重スパイになってしまう、その引き裂かれ具合に涙しました。

 

しかし『アバター』を観ていると、そのあまりの映像の展開に、

思わず口が「ポカン｣と開いてしまう。

圧倒され、あっけにとられ、しまいにはあきれると言う・・・。

テレビ画面を見ながら何度も口が開いている自分に気がついた。

 

いや、つまりね「そのようなアホ面を”アバター面”という」

って駄洒落が言いたかっただけなんです。 

チビ男

 

｢キャグニーは僕もその一人である世界中のチビ男にとって、ほとんど救世主みたいなもんだったんだ｣

 

と身長１７０cmのジョン・カサヴェテスは言う。

 

｢そんなこと言ったって、あーた１７０あるじゃない！」

 

と身長最高位１６９.６cmの私は思う。

この間計った時には１６９．３cmでした。

縮んでるじゃないか・・・。

 

バスター・キートン１６８cm

ダスティン・ホフマン１６５cm

チャールズ・チャップリン１６５cm

マイケル・J・フォックス１６４cm

ジョー・ペシ１６３cm

ダニー・デヴィート１５２cm

 

あなたの救世主は誰ですか？

今月のマリリン

「どうお〜。仕事はかどってる〜？」

 

と言われてる気分になります。

 

ちなみにこのマリリンカレンダーの写真、撮影はすべてサム・ショウです。

そんなわけでサム・ショウの中で好きな写真もう１枚。

ジョン・カサヴェテス監督の特集上映、６月にあるみたいですね。

今から楽しみです。

泣いた泣いた

 

ジョナサン・デミ監督の『フィラデルフィア』。

もうずいぶん昔に一度見てんだけど本日再見。

いやー、泣いた泣いた。

以前見た時にはそこまで泣いた記憶はないんだけどね・・・。

やっぱ、ジジイになって涙腺が緩んだのかな。

エンドロールのニール・ヤングでさらに泣いて、

もう疲れましたわ。

おやすみなさい。

 

 

絵コンテその２

マーティン・スコセッシ画伯によるものです。

『タクシー・ドライバー』の射撃場のシーンですかね。

銃を持った手の描き方と上着の襟の描き方に、ヒジョーに親近感を感じます。

ヘタクソなのに妙に味がある絵コンテです。