« 2013年6 月 | メイン | 2013年8 月 »
つまりは「ゼロに戻る」ということです。
「一郎」ではなくて「次郎」に戻る・・・。
齢40になった私のテーマなのですが、なかなかどうしてこれが難しい。
「ゼロに戻る」と「原点に帰る」はまったく違う。
それはそうと、参院選ですが、何なんすか?あの結果?
もう国名を「日本」から「自民島」にした方がいいんじゃないかと思いましたよ。
選挙前から「自公で過半数か」なんて誰が言ったかしらないが、そんなバイアス情報が流れていて、非常に嫌な予感がしてましたが、マスコミの予想通りな結果で、ここ何日かは下痢便みたいな気分です。
話し変わって最近初めてロベルト・ボラーニョというチリの作家の小説を読みました。
『通話』というタイトルの短編集です。
若かりし頃のロベルト・ボラーニョさん。
ムチャクチャかっこええやん!アル・パチーノかと思ったわ!
これもロベルト・ボラーニョさん。
ん?
・・・あれ?
なんか年を取ったらウディ・アレンとトリュフォーとタランティーノを足して2で割ったような、なんだか割り切れない感じになってました。
でもカッコいいですね。
『通話』は私と同じ「持たざる者」たちの物語です。
ウディ・アレンとトリュフォーとタランティーノの映画が好きな人はきっとハマると思います。
私はとりあえず図書館で借りましたが、いずれ購入しようと思っています。
ロベルト・ボラーニョさん。50歳の若さで亡くなっています。
やべえ!あと10年しかない!
先日、車の中でラジオを聞いていたら、
「とにかく当たって当たってしょうがない」
とギョーカイで評判の占い師(名前は忘れました)が
「2013年の下半期は蟹座がゼッコーチョー!」と言ってました。
「とにかく蟹座が来る!」らしい。
「2013年下半期は蟹座!」らしい。
下の半期は「水の星が並んでとにかくビチョビチョ」らしい。
蟹座の私は単純ですので、
「おっしゃー!全員俺についてこーい!」
と急に景気が良くなり、ここ数日は「向かうところ敵なし」な感じでした。
ところが・・・。
今日、車を路駐していたら、いきなり駐禁を切られてしまいました・・・。
路駐時間たったの5分間。
悔やんでも悔やみきれない5分間。
空白の5分間。
締めて1万5千円ナリ。チーン。
千円札が15枚羽根を生やして飛んで行ったナリ。
なので今は一転、
「頼むから少し一人にさせてくれ」
という気分ナリ。
殺すけナリ。
実は前回の撮影から絵コンテを描くのを止めました。
きっかけはと言えば、たんにコンテを描く時間がなかっただけなんですけどね。
最初はちょっと不安でしたがそのまま現場を迎えたら上手くいきました。
すでに頭の中にあるものを何もヘタクソな絵に描き直さなくてもいいでしょ?
自分の場合、絵コンテを描くと、それは「撮らなきゃいけないカット」のリストになってしまいます。
現場でそのリストに無意識ながら追われてしまう。
当たり前のことですが「撮らなきゃいけない」のは「カット」ではなくて「俳優」という一人の人間ですね。
その当たり前の事を、先日の現場で高川さんを撮影しながら痛感しました。
『アイム・オール・ライト』まだまだ続くよ。
投稿情報: 20:06 カテゴリー: 映画『アイムオールライト』 | 個別ページ | コメント (0)
先日は『アイム・オール・ライト』撮影でした。
1日目はアングル決めとリハーサル、2日目に撮影となりました。
撮影場所は都内某所の福田さん宅。
福田さん宅を主人公「青木哲也」の自宅としてお借りしました。
福田さんは私の母方の叔母です。
加枝子おばちゃんです。
ちなみにうちの母は「佐枝子」その姉は「美枝子」と、三姉妹なぜか「枝」で繋がっています。
加枝子おばちゃんの旦那さんは一郎おじさん。写真家です。
その息子さん(私の従兄弟)福田創一郎君も写真家です。
うちの親父も写真家なので何気に『映像(柳生)一族』です。
で、2日目の撮影日のこと。
私は集合場所の駅前に1時間ほど早く着きました。
昼をまだ食べていなかったので近くのファミレスに車を止めランチを取ることにしました。
イタリアンハンバーグ&タンドリーチキンのランチセットをナイフとフォークを使ってゆっくり優雅に食べ終え、ファミレスを出て俳優の高川さんと助手の宗田君と待ち合わせ、車に乗り込みました。
キーを差し込みイグニッションを回します。
「?」
もう一度イグニッションキーを回しました。
私「ん?」
高川さん「ん?」
宗田君「ん?」
私「んー!」
・・・・・。
私「さっべー!バッテリー上がってる!」
車内はとにかく暑いので車から降りてもらい、3分ぐらい右往左往しました。
私「ガソリンスタンドだな」
宗田君「ガソリンスタンド。(スマホですぐに調べ)そーとー遠いです」
私「誰か客が出てくるのを待ってバッテリー分けてもらうか」
宗田君「バッテリー。・・・ケーブルあります?」
私「(座席の下を探し)ケーブル、ケーブル・・・ない!ケーブルナーイ!」
スタンド遠い、ケーブルない、撮影時間せまってる、高川さん俺をジッと見てる・・・。
ポクポクポク(トンチをめぐらせている音)・・・チーン!
私「まずは撮影場所に行きましょう!」←たいしたトンチじゃない。
3人で歩いて10分ほどの福田さん宅へ向いました。
福田さん宅に着いて亊の次第を話すと一郎おじさんが一言
「そりゃJAF」 だな。
一郎さん「どこのジョナサン?うん、あそこね。じゃ、俺がやっとくから、撮影進めときなよ」
すんませーん、すんませーん!ほんとにスミマセーン、と一郎おじさんに車の鍵を預け、撮影段取りに入りました。
すると10分もしないうちに一郎おじさんから電話がかかってきました。
一郎さん「エンジンかかったよ」
私「え?」
一郎さん「試しにかけてみたらかかったよ」
私「マジっすか?え、なんでだろ?」
一郎さん「うん。やっぱり俺の神の手だな」
私「・・・・・」
撮影場所を快く提供してくれた上に私がしでかしたトラブルまで解決してくれた一郎おじさん&加枝子おばちゃん、本当に有り難うございました!
おかげ様で撮影は無事終了しました。
今後、万が一車のバッテリーが上がってしまった時には、JAFを呼ぶ前に、まずは一郎おじさんを呼ぼうと思います!
2日目の撮影リポートはまた次回。
投稿情報: 19:51 カテゴリー: 映画『アイムオールライト』 | 個別ページ | コメント (0)