先日は映画『アイム・オール・ライト』撮影でした。
吉祥寺駅前に高川裕也さん橋本拓也さん、撮影アシスタントの綿引慎也さん、15時集合。QUEEN’S HOTELに車で向かい2階にて着替え、すぐにこの日最初のロケ地、國時誠さんのマンションに向かいます。
國時さんが住むマンションの玄関及び共用部で撮影をさせてもらいました。
橋本さんと高川さん。
橋本さんの「喉輪攻め」が見事に決まっています(笑)
なんでこんな事になってしまったのかは、映画の完成を楽しみにお待ちください。
高川さん演じる「青木」という男は物語の中で常に自分の欲望と世界のタイミングがずれてしまう男です。
満を持して移す行動のほとんどが裏目に出て、いつも「間違った時に間違った場所にいた人」になってしまいます。
私、実人生の中で、こういう経験けっこうあります。
本人は真剣なつもりでも、きっとどこか虫が良すぎる考えがあるのでしょう。
自分の欲望が強すぎて、周りを観察する余裕がないとも言えます。
つまりは自分のことに忙しすぎるのです。
現代のドン・キホーテとも言えます。
ドン・キホーテとサンチョ・パンザ(ウサギのぬいぐるみ)。
はたから見ると「間違った時に間違った場所にいた人」は気の毒ではありますがちょっと可笑しくもあります。
当の本人はどこまでも真剣だから次第に愛着もわいてきます。
私、現場ではいつもカメラの後ろでそんな「青木」をニヤニヤ見ています。
写真では高川さん、ダンディなので分かりづらいかもしれませんが、実写ではとても可笑し味のある人物です。
國時さんのマンションでの撮影を予定通り16時に終了。
一旦QUEEN’S HOTELに戻り、18時からの撮影の準備に入ります。
17時に甲田益也子さん合流。
18時から始まる撮影に向けて私、橋本さん、高川さん、綿引さんの4人はケータリングのカレー(いつもお世話になっている三鷹のカレー屋blue birdさん)をかっこみます。
その間、甲田さん、QUEEN’S2階にて着替&メイク。
17時45分。カレー臭に包まれながら車で次の撮影地、武蔵野公会堂に移動。
ここでの撮影はバレエ発表会の会場客入りとバレエが始まるまでの客席での芝居です。
昨年撮影を終えたスターダンサーズバレエ団の公演では客席撮影はNGでした。
そのため、この日会場入りするお客さんとしてエキストラを頼みました。
星野組として一般の方にエキストラをお頼みするのは実はこの日が初めてでした。
撮影日が決まってから会う人会う人に声をかけました。
しかし撮影日が平日ということもありなかなか集まりませんでした。
並行して嫁にもエキストラ募集活動を頼みました。
日が経つにつれ私よりも嫁の募集活動の方が人が集まり始めました。
当日は25人もの方たちが集まってくれました。
「ここに座ってください、歩いてください、次はこっちに移動してください。そこ座ってください」・・・等々。
平日のお忙しい中ありがとうございました!
名前を間違えて呼んでしまった人もいます。大変失礼致しました。
皆様楽しかったですか?
私は究極にテンパりながらも最高に楽しかったです。
皆様のおかげでとても良い撮影ができました。
『アイム・オール・ライト』完成試写会を楽しみにお待ちください!
エキストラの皆様の協力のおかげで撮影はトントン拍子で進みました。
私がバタバタしている間、最前列の席で二人並んでナチュラルにカップルの雰囲気を出し始めていた甲田さんと橋本さんの撮影に移ります。
そして、この日最後のカット。
常に「間違った時に間違った場所にいた人」である「青木」がたまたま「正しい時に正しい場所にいた人」になれる瞬間です。
フィックス4分近い芝居でした。
約4分間、秒刻みで感情が動いているので正直編集で悩みます。
嬉しい悩みです。
撮影終了後、橋本さん高川さん甲田さんの記念撮影。
この日で橋本さんはオールアップ!
私「オールアップです!ありがとうございました!」
橋本さん「いやー、お疲れさまでした!」
私「次はアフレコですね。宜しくお願いします!」
橋本さん「あ。・・・そうか!(・・・全然オールアップじゃないじゃん)」
最後は3人の記念写真。
会場整理を手伝ってくれた加藤しほりさん、萩原知子さん、文具さんありがとうございました!
撮影助手の綿引慎也さん、自宅玄関&共用部を撮影場所として協力してくれた國時誠さん、ありがとうございました!
次回ブログは「星野組の『女神』甲田益也子さんオールアップの巻!」お楽しみに。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。