齢40に近い、大の大人の嫁が『はだしのゲン』を読んだ事がないというので、
「それはいかん!」
と慌てて買ったのが4年くらい前。
それを機会に読み直してみたんだけど、この漫画、1巻の終わりに原爆が投下されて、それ以降10巻までは復興の物語なんだよね。
主人公の中岡元に加えて、死んだ弟に瓜二つの隆太、勝子にムスビ、ドングリ達の生き様は、初期ホウ・シャオシェン映画の登場人物や、エドワード・ヤンの『クーリンチェ少年殺人事件』で描かれる少年達に似て、どこまでも不逞々々しく、力強い。
この漫画、QUEEN'S HOTELの2階に全10巻揃えて常備してあるので「まだ読んだ事がない!」という人がいたら、是非どうぞ!
お貸しいたします。