病院ロケから中1日、10日はQUEEN'S HOTELで高川裕也さんと甲田益也子さんのリハーサルでした。
5月半ばから、ペースアップした『アイム・オール・ライト』撮影。
ここんところ身体は慢性疲労状態。
日々階段を上る足の重いこと重いこと!
四十肩の痛いこと痛いこと!
眠りの浅いこと浅いこと!
これから夏だというのに、懐の寒いこと寒いこと!
それでも現場に入れば身体と頭はまだまだ働きます。
四十を越えた私の身体もまんざら捨てたもんじゃありません。
「あのう・・・撮影後の打ち上げをやめたらそんなに疲れないと思いますけど」
なんて至極真っ当な意見が聞こえてきます。
ほんとそうですね。
でも撮影後の酒はこれ以上ないくらい美味いのでやっぱり止められません!
撮影はリハーサルの次の日の11日でした。
この日は甲田益也子さんが星野組初参加でした。
甲田さんとは以前、甲斐田祐輔監督の『すべては夜から生まれる』で現場を御一緒しています。
甲田さん演じる「優子」は脚本を書いている段階から甲田さんを当て書きしていました。
『すべては夜から生まれる』でも今回の『アイム・オール・ライト』でも甲田さんが演じる役名は同じ「優子」という名前です。
甲田さんに対する私の思い入れ、伝わってますか?
今回の『アイム・オール・ライト』では高川裕也さん演じる「青木」の「元妻」という役柄です。
前回の本読みの時、「この二人は高校からの付き合いだったに違いない!」というひらめきが私にありました。
高川さん曰く、
「いまだに俺のことを”青木君”って呼んでる感じね」。
長年の付き合いの中、お互いの良いところも悪いところも知り尽くした関係。
そして今は訳あって離ればなれに暮らす2人。
そんな二人の関係を作るために、2月には3人で卓球大会を開きました。
吉祥寺の卓球居酒屋で。
甲田さんと卓球居酒屋の組み合わせはかなりシュールですが、勝ち抜き卓球大会では甲田さんが1位でした。
その後のダーツ大会でも甲田さんが1位でした。
2つとも最下位は私でした・・・。
手加減なしで最下位でした・・・。
しかも私、転がったピンポン球を拾おうとして思いっきりバーカウンターに頭をぶつけタンコブが出来ました・・・。
・・・それはそれとして、今回の撮影、スケジュールがかなりタイトでした。
というのも撮影場所としてお借りしている叔母が今月末に引っ越す事になったからです。
撮影場所としてお借りしている叔母宅は『アイム・オール・ライト』主人公、青木の自宅という設定です。
「やべー!なんとか今月末までに部屋内のシーンを撮り終えなければ!」
と撮影前はかなりバタバタしました。
高川さんと甲田さんのスケジュールをお聞きして調整。ギリギリ1日だけお二人の日程を合わせることが出来ました。
それでもワンシーンですからね。
ワンシーンに1日。
これはムチャクチャ贅沢なスケジュールです。
卓球大会ですでに2人の息はピッタリですからね。
かくして撮影は無事終了。
ちなみに急なスケジュール調整のため、この日、私の右腕宗田進史さんは参加できず、今回の撮影助手はうちの嫁、リミでした。
彼女は甲斐田監督『すべては夜から生まれる』では美術を担当していました。
今回はレンズ交換、フォーカスフォロー、その他諸々雑用を担当してもらいました。
もう、総力戦です。
撮影現場での、
「あの頃といっしょだね」
という甲田さんの一言がとても心にしみ入りました。
お引っ越し準備のお忙しい最中、撮影場所にご協力頂いた福田一郎・加枝子夫妻、本当にありがとうございました!
衣裳協力として今回もmosline加藤さんには大変お世話になりました。
加藤さん有り難う!これからも宜しくです。
『アイム・オール・ライト』次回の撮影リポートは『18日 福田夫妻宅 最後の撮影』です!
コメント
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