昨日、本読みでした。
このお二方とは以前『sex war comedy』という舞台で一度御一緒しているので実に気心が知れています。
脚本も完全に当て書きなので、こっちとしては、
「そのままやって、そのまま」
といった感じです。
俳優としては、まあ、そうもいかんでしょうが。
俳優のタイプとして、撮影前に演じるキャラクターをガッチリ作ってくるタイプと、撮影のその瞬間まで柔軟な遊び(余白)の部分を保つタイプがあると思います。
どっちがいいとか悪いとか言う話ではないのですが、この二人は割と「遊びを保つタイプ」です。
共演者を信頼した上で、時には共演者に甘えたり挑発したりする大胆さもあります。
もともと相性がいい二人なので今から撮影が楽しみです。
で、本読みを終えて「そろそろブログ用のやらせ写真を撮りましょう」という事になり、パチリ。
牧田さんがどっかの国の工作員みたいになっちゃってます(笑)。
「眼鏡がいけないんじゃない?眼鏡が」
ということになり眼鏡をとってもらい、もう一枚。
「やっぱこの人、工作員にしか見えないわ!」と改めて驚く麻衣さん。
「売れていようがいまいが、常に舞台に一番近い場所にその身を置く努力をしろ!」
という『アクターズ・スタジオ・インタビュ− アル・パチーノ自ら語る』の一説を引用している工作員。
工作員「って、あのアル・パチーノが言ってたよ」
杵鞭「あたし、明日からアル・パチ子になる!」
って、ちょっと意味不明ですが、この夫婦、完全に信頼し切っているキャスティングなので、今後の撮影がとても楽しみです!